産科

ひとりひとりの出産をたいせつにお母さまと家族が、一員として新しい生命を迎えるためのこころの準備と健康、安全面での
お手伝いを産前、産後を通じて行います。

妊婦検診

超音波(エコー)を使って、胎児や胎盤の位置に異常がないかどうかなど、詳しくチェックします。
また、血液検査や子宮がん検査など必要な検査も随時行います。

検診間隔:11週まで2週間ごと。12週から21週まで4週間ごと。22週から35週まで2週間ごと。36週以降1週間ごと。
検診費用:5,000円
※スケジュールはおおよその目安です。週数、状況により変更があります。
※京都府内在住の方は、妊産婦健診受診券使用で、公費の助成が受けられます

バースプラン

当院では、「バースプラン」を取り入れております。
妊娠前期と後期の2回にわたり 「バースプラン」をお渡します。
ご自由にお気持ちをご記入ください。
出産という、素晴らしい瞬間をご自身の納得のいく形で経験していただけるよう、スタッフ全員でお手伝いさせていただきます。

バースプランに関して、詳しくはこちらをご覧ください。

分娩費用

正常分娩費用:500,000円(部屋代含む)
※出産時の合併症、追加の処置・投薬等により費用が異なる場合がありますのでご了承ください。
※当院は「出産育児一時金等の医療機関等への直接支払制度」をご利用頂けます。詳しくはお問い合わせください。

お産の流れ

お産のながれ
いよいよ出産!いざその時!(普通分娩の場合)
経腟分娩の場合、入院のサインが来るといよいよ入院です。
入院から出産までは、以下のような流れ・手順になります。
その時に慌てないためにも、早めに準備しておきましょう。

入院時の持ち物について
□ 母子手帳、健康保険証、診察券、印鑑
□ テキスト(バース)、筆記用具
□ 携帯電話・充電器
□ ビデオカメラ・カメラ・三脚(分娩中に録画も可能です)

・お母さんのもの
□ パジャマ4~5枚
 1枚は分娩後に着るため、前開き長めの物を準備してください。
□ 産褥ショーツ1~2枚(お産セットの中に3枚あります)
□ 授乳用ブラジャー2~3枚
□ タオル
 (産後の病室には1日当たりバスタオル1枚、フェイスタオル2枚設置しています)
□ 洗顔・化粧品・リップ
□ 飲み物(お茶・スポーツドリンク・水)
□ マグカップ、ペットボトル用のストローなどあれば便利
□ 靴下、レッグウォーマー(必要な方は)
□ 母乳パット(お産セットの中には準備がありません)
□ マスク(入院中は常に着用してください)

・赤ちゃんのもの
ガーゼハンカチ、退院の時の着替え一式
*入院中の衣類、おむつ、お尻拭き、調乳セットは当院で用意しています。
その他、ご自身で必要と思うものは持参してくださいね

当院で準備してある物

お産セット

  • ナプキンL・M 各3袋
  • 産褥ショーツ 3枚
  • アメニティーグッズ(歯磨きセット・コップ・バンダナ・くし)
  • おしりふき
  • 簡易ベルト(産後、骨盤を固定する紐)
  • スリッパ

ティッシュ、ガウン(部屋を出る時に着用)、ドライヤー、タオル、シャンプー、リンス、ボディーソープ

1. お産かな?入院かな?のサイン

① 陣痛
赤ちゃんが生まれてくるためには、子宮が収縮して赤ちゃんを押し出さなくてはいけません。
この子宮収縮を陣痛といいます。
<初産婦さん>
7~8分ごとなど、寝ていても目が覚めてしまう、家で様子を見るのが不安・・・
などあれば電話して、助産師と相談しましょう。
<経産婦さん>
10~15分の規則的な陣痛
*前回のお産が早かった方、健診で子宮口が開いていると言われていた方は規則的な陣痛を感じたら、早めにご連絡ください。
*お腹がずっと痛いときや、お腹の張りがずっと続くときも連絡してください。

② 破水
赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて羊水が流れ出ることです。

  • 赤ちゃんへの細菌感染の恐れがあるため、すぐに連絡してください。
  • 羊水は白~無色透明です。色をしっかり見ておきましょう。
  • 入浴は厳禁×です。
  • 清潔なナプキンを当ててください。
  • 尿やおりものと区別が付かないこともあります。

*子宮の上の方で卵膜の一部が破れた場合は量も少なく、自分では判断できない場合もあります。 疑わしい場合は連絡してください。

③ 出血
少しでも出血するとビックリしますが、慌てなくて大丈夫です。
少量の血が混じったようなおりものは‘おしるし’と呼ばれるお産のきざしです。

*普段の生理のような出血が見られたら連絡してください。

あれ?よく分からない・・・という時や陣痛がなかなか規則的にはならないけど、何となく不安・・・
出血かおしるしか分からない・・・破水か尿漏れかが分からない・・・
このように、よく分からないという時は迷わずお電話ください。

2. 電話をします

中部産婦人科医院075-622-7470に電話をします。
平日の昼間や夜診など診察時間中は、医師とお話しください。
夜間帯に電話された場合は、ガイダンスが流れます。アナウンスに従って電話を操作すると、スタッフにつながります。
お電話で、以下の内容をお話しください。

話してもらう内容
① お名前
② 診察券番号
③ 初産婦 ・ 経産婦(何人目)
④ 週数(マタニティ―カレンダーを参照)
⑤ 何時から  陣痛・破水・出血 がどうか
⑥ 交通手段、所要時間
⑦ 今まで先生に言われたことなど

*電話は詳しい話を聞きたいので、必ず妊婦さんご本人がかけてください
*逆子と言われている・無痛分娩希望の場合も早めにご連絡ください

「入院の準備をして来てください」「もう少し様子を見てください」など指示がありますので、指示に従ってください。「しばらく様子を見てください」と言われた方も、急に様子が変化する場合があります。
体調や状態が変わって、不安な時はお電話ください。

3. 当院に到着

平日の昼間や夜診など診察時間中は受付で、電話で診察に来るように言われたことをお伝えください。
休日、夜間(診察時間外)の場合は入り口のインターホンをご利用ください。
スタッフが出ますので、お名前を伝えてください。
インターホンは入り口の左側です。健診の帰りなどに確認しておいてください。

インターホンは入り口の左側
夜間はココのインターホンを押してください

2階へ上がります

2階エレベーター前のナースステーションです

「2階へ上がって分娩室に来てください」と、言われましたら、中に入ります。

入り口右側にエレベーターがありますので、そちらを使用して、2階に上がってください。

2階エレベーターのところで、スタッフがお待ちしております。

4. 陣痛室・回復室・LDRに入ります

ナースステーションの後ろ側にある場所に入ります。靴を脱いで、スリッパに履き替えてください。 スタッフが陣痛室・回復室・LDRの場所へ案内します。

陣痛室

回復室

  • 各部屋には冷蔵庫があります
  • LDRには洗面・トイレがございます
  • 陣痛室・回復室をご使用の時はトイレや洗面は別の場所にあります。スタッフにお尋ねください。
  • シャワーをご使用になる時は、医師の許可が必要ですので、スタッフにお尋ねください。
    シャワー室まで案内します

LDR

まずは、着替えと、お産セットをお渡しします。
スタッフの指示に従って身支度してください。

  • 入院中は常にマスクを着用してください。
  • 渡された分娩着に着替えてください。
  • ブラジャーなど下着類は全て取り、産褥ショーツに着替えてください。
    (破水や出血がある時は、ナプキンをつけるようにしてください。)
  • 靴下は履いたままで大丈夫です。
  • 指輪などの金属類は全て外しておいてください。

5. 各種検査・処置をします

赤ちゃんの元気さ、分娩の進行状況などを調べます。
①体温、血圧測定
②分娩監視装置(NST)
陣痛の強さや、赤ちゃんの様子をチェックします。
お産の進行にトラブルがある時、陣痛促進剤を使用している時は、常に装着し、子宮の収縮や赤ちゃんの様子を把握する必要があります。
③助産師の内診を行います。
④問診をします。わかる範囲でお答えください。
⑤点滴
急なトラブルに対応するために、出産の前には血管を確保しておきます。
出産の前に破水している場合は、感染の予防のために、抗生物質の点滴を行います。
また、GBSの場合にも、抗生物質の点滴を行います。
GBS(B群溶血性連鎖球菌)はおりもの検査の時に見つかる菌の一種です。
膣内の常在菌で、お母さんに悪さをすることはありませんが、分娩時に赤ちゃんに感染すると、時に状態が悪くなることがあります。
そのため、分娩時には十分対策を立てる必要があるため、点滴を行います。
⑥ 必要時採血検査があります。
貧血、炎症の状態、止血機能の検査を必要時に行います。

6. 担当のスタッフからいろいろな説明を受けます。

iPadを使用して、入院中の説明を受けます。何か疑問や不安な事があったら、遠慮せず聞いてください。
母子手帳をお預かりします。担当スタッフにお渡しください。

7. 子宮が全開大になるまで

初産婦で約12時間程度 経産婦で約5~6時間程度
<陣痛を軽減するポイント!>
自然なお産は陣痛がつきもので、ある程度ご自身でのコントロールが可能です。心と身体をリラックスして過ごすことが「陣痛を乗りきる」ポイントです。痛みがある時は、力を抜くと、子宮口が開きやすくなります。

  • フーフーとゆっくり口から吐く呼吸法
    お母さんの呼吸の酸素が、赤ちゃんに届いています。
    陣痛がある時は、呼吸を止めるとお腹の子に酸素が届かず、苦しくなってしまいます。痛い時こそロウソクの火を消す要領で、ゆっくり長く息を吐きます。鼻から吸って、口から吐く。
    これで、赤ちゃんに酸素を送ってあげましょう。
    陣痛のない時は、普段の呼吸に戻しましょう。
  • ずっと安静にしている必要はありません。いろいろな姿勢をとりましょう。
    四つん這い、あぐら、椅子にもたれる、立つ、アクティブチェアに座るのもいいでしょう。
  • 痛い腰やお腹をマッサージ(さする、指圧など)すると楽なときもあります。
  • 水分・栄養補給をしましょう。 ペットボトル用のストローがあると便利です。
    食べられるときに適度に栄養を摂るようにしてください。
    ご希望の方には陣痛食(ジュース・ウィダーインゼリー)をお出ししております。
  • 眠れるときは睡眠をとりましょう。
    まだ眠れるようであれば、陣痛の合間にウトウトすることも大事。
  • 体を温めましょう(足首が隠れる靴下・ホッカイロ)。
    足湯も全身が温まってリラックスできます。

子宮口が、7~8cm 開いてきてつらさもピークに近づきます。
分娩時に、大きな傷を作らない・多量の出血を防ぐためにも無理にきばらない「いきみ逃し」を、します。
いきみたくなりますが、呼吸法でいきみを逃しましょう。

分娩に関わる医師、スタッフに関して
新型コロナウイルス感染症の感染予防に関して
ガウン、ゴーグル、フェイスシールドなどを装着しての関わりとなります。
患者さまに関しては、分娩中もマスクの着用をお願いしております。

患者さまには不自由をおかけします。
ご理解とご協力をお願いいたします。

8. いよいよ分娩へ!

子宮口が全開に近くなると、陣痛室や回復室にいる場合は、分娩室やLDRに移動します。
子宮口が全開してから、赤ちゃんが出てくるまで、初産婦で約1~2時間、経産婦で20分~1時間程度かかります。
この時期に入ると1~2分おきに陣痛がきます。助産師が誘導しますので、一緒にいきんでください。
赤ちゃんの頭が出る時、最後にいきむのを止めるように声がかかります。
その時は手を放して力を抜いてください・・・
赤ちゃんも頑張っています。ママも赤ちゃんと一緒に頑張ってください !

会陰切開をした場合はその部分の縫合をします。その後、産道に異常がないか、診察します。
生まれてすぐに、素肌で赤ちゃんを胸の上に抱っこする「カンガルーケア」を行います。ママと赤ちゃんがお互いの体温、心音、においを感じることで、母子のつながりを深める作用があります。今まで泣いていた赤ちゃんは、お母さんの胸に抱かれるとママの匂いを感じて、とてもリラックスできます。
赤ちゃんが落ち着いたら、体重計測、異常がないかの観察を行います。
お母さんは、お体を拭かせていただき、持参したパジャマに着替えていただきます。

お母さんは2時間ほど安静にしながら、子宮の収縮や出血などの観察があります。
赤ちゃんを抱っこしたり、家族に連絡したり、写真を撮ったりしてお過ごしください。
疲れている場合は、赤ちゃんをお預かりします。スタッフまでお声がけください。

9. 産後の入院のお部屋に移動します

産後入院のお部屋です。お部屋によって、間取りが異なります。
疲れている時は、赤ちゃんをお預かりしますので、おっしゃってください。
産後心配なこと、解からないことなどあれば、いつでもスタッフにご相談ください。

当院は母児同室制で

※基本的に24時間母児同室となっております。

 オッパイでもなくオシメでもなく、母の温もりがほしくて泣いている時に抱いてもらえる幸せを赤ちゃんは求めています。

☆母児同室制の作用

  • 赤ちゃんの眠りが深くなり、起きているときも穏やかになります。
  • 母乳保育がすすみます。
  • 赤ちゃんの感染症の危険が減少します。

体調が悪い方やご希望により新生児室にて赤ちゃんをお預かりすることもできます。

産後の心と身体を癒やすエステケア
当院ではご出産を終えられたお母さま方に、エステケアのサービスがございます。
仰向けのまま、お顔から背中までゆっくりとツボを押しながらリンパを流し、お仕上げは膝から足裏までのフットケアで産後の疲れを癒やしていきます。
エステティシャンがベッドルームで行います。

おっぱい相談
産後おっぱいのトラブルや、授乳・育児に不安のある方に相談の場を設けています。
日・祝日を除く平日月~土の午後より予約制で行っています。
予約方法・・・入院中もしくは退院後お電話で予約を受け付けています。
費用・・・当院で出産された方は1回目無料、2回目以降・1回1,500円(税込)

1カ月検診
小児科の医師による1カ月健診を行っております。
赤ちゃんの成長を見守る大切な健診です。